「活動レポート」
シニア世代を愛顔に、愛媛県との協働による新たなまちづくり

Rakutenシニア×愛のくに愛顔あふれる愛媛県

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、社会では時間や空間に制約されない新たなデジタル技術を積極的に導入しながら「新しい生活様式」の構築を目指しています。このような中、愛媛県は「オール愛媛」の体制で、「行政」、「暮らし」、「産業」の分野でDX(デジタル・トランスフォーメーション)を進めようとしています。

しかし、急激なデジタルシフトは、デジタルデバイドを生み出す可能性があり、特にシニア世代での影響が心配されます。

愛媛県では、全ての県民が「愛顔(えがお)」で暮らせる社会をつくるため、またコロナ禍での新たなコミュニティ創出を目指し、「楽天シニア」と協働でスマートフォン(スマホ)に慣れていない県内のシニア世代へのデジタルシフト支援を始めました。

楽天シニアのミッション

「楽天シニア」はシニア世代の健康寿命の延伸やITリテラシーの向上をサポートすることを目的に生まれたサービスです。専用アプリでは歩数測定やシニア世代に向けたワークショップやイベント紹介のほか、加盟施設へのチェックインによる「楽天ポイント」の獲得などが行えます。そんな、「楽天シニア」はシニア世代向けのITサポートを行い、愛媛県が目指す全県民がメリットを感じられるデジタル社会を共に構築し、また愛媛県内のシニア世代がより健康な生活を送る上で最適な存在でもありました。

新型コロナ感染症対策を徹底した上で実施しています。
新型コロナ感染症対策を徹底した上で実施しています。

愛媛県と「楽天シニア」はデジタルシフト支援事業の第1弾として、2020年10月末にまずは松山市内でスマホ教室を開催しました。スマホ教室では、県内在住の65歳以上を対象に、講師がスマホの基本的な知識や機能、設定方法のほか、LINEやCOCOA(新型コロナウイルス接触確認アプリ)を活用した情報収集や県が発信する防災や介護情報など生活に役立つ情報の受け取り方法、そして、楽しく健康に過ごせるアプリ「楽天シニア」の使い方を教えています。

11月以降は開催場所を県内全域に拡げ、2020年は合計167回開催しました。教室には、「もうすぐガラケーが使えなくなる」や「子どもや周りに勧められた」とスマホ初体験の方や「電話機能以外使い方がわからない」、「孫や家族とスマホで交流したい」といった方々がいらっしゃいました。

スマホ教室開催

様々なニーズに応えるため講師を務めた角田さん(楽天シニアスマホ教室担当)は、「覚えていただいたことを繰り返ししていかないと一度ではなかなか習得できない」、「スマホによってUIや用語が異なるため、進捗と理解が出来ているかの確認が都度必要である」などと、苦労した点を語りました。角田さんはじめ、講師が参加者のレベル問わず、丁寧でわかりやすい講義内容を心掛けたことで、約620名に参加いただくことができました。

講義終了後のアンケートでは、「今日教えてもらったことを習得できるようにしたい」、「参加してよかった、また参加したい」といった喜びの声のほか、何度も参加されてどんどん上達して、最初は電源も入れられなかった方が、オンラインスマホ教室に自ら予約し、参加できるようになりました。

シニア世代のデジタルシフトをサポートする事で、情報格差の解消や地域のコミュニティの活性化を実現できると感じています。愛媛県のように、自治体による地道な取り組みは私たちの暮らしをより豊かにしていくことでしょう。

「楽天シニア」では、引き続き愛媛県と協働で、県内各地でのスマホ教室の開催のみならず、「楽天シニア」アプリ内で愛媛県民向けオンラインスマホ教室も開催していきます。

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