第4回 コロナショック後の相場。資産株なら長期安定収入が期待できるのか??

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人生100年時代といわれる中で、元気に長生きできるように「健康寿命」を延ばすことが意識され、そして好きなことができるように「資産寿命」も延ばす必要があるといわれています。
とはいえ、資産運用で失敗しては元も子もありません。このシリーズでは、本当にあったシニア世代の失敗事例を取り上げ、やってはいけなかった行動と、解決の手段を紹介します。

新型コロナウイルスによって株式相場や日本経済だけでなく、世界経済も大きく変えてしまいました。日経平均株価もわずか1ヶ月で24,000円から16,000円台まで下がりましたが、4月末には19,000円程度まで反発しています。株式投資をしている方は、気がきではない状況が続いています。

ただし株価が大きく下がったことで、一部の個人投資家はチャンスと捉えて値上がりや高配当を期待できる銘柄を購入されている方もいます。シニア世代の方でも老後に配当収入を期待して株式を保有されているのではないでしょうか?

ときどき「資産株」として特定の銘柄を長期保有している方とお会いします。一般的に資産株とは、業績や財務が安定している銘柄なので、日々の株価の動きを気にすることなく、市場全体が暴落した場合でも手放したりはしません。

業績や財務が安定していれば、安定的に配当が期待できるので、長期に渡って資産として保有し続ける、それが資産株です。

しかし、本当に個別株式を長期的に保有することが資産運用として相応しいのでしょうか?

例えば電力株は、代表的な資産株として長期保有し、配当金を受け取る銘柄といわれていました。つまり、本来の株式投資にある高いリスクを取りたくない人が電力株を保有していたのです。しかし、2011年の大地震によって、原発事故が起きてからは、そんな投資家には全く向かない銘柄に成り果てています。

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※investing.comより、2010年1月を100として指数化、2020年4月の月末終値

どれだけ有名な大企業であっても、いつまでも業績や財務が安定しているとは限りません。震災やリーマンショックのような経済が大きく変化するような時には、大企業が倒産することも十分ありえます。今回のコロナショックでも業種によっては壊滅的な打撃を受ける企業も出てくるでしょう。

新型コロナウイルス感染拡大による業種別消費指数の変化を見てみましょう。

「JCB消費NOW(出典:株式会社ジェーシービー、株式会社ナウキャスト)」によると、3月後半は「外食(-17.9%)」、「自動車小売業(-17.5%)」、「鉄道旅客(-16.5%)」、「百貨店(-16.1%)」、「旅行(-15.0%)」、「娯楽(-9.4%)」、「その他小売業(家具など)(-9.2%)」と大きく悪化しています。

一方で、「EC(6.1%)」「スーパー(14.4%)」、「酒屋(9.8%)」、「EC(6.1%)」、「医薬品(2.7%)」、「コンビニ(1.9%)」などは好調。危機感の高まりから日用品への需要は高まっていたようです。

景気の悪化に、大企業も中小企業も関係ありません。平時でどれほど優良な企業であっても思わぬ出来事に会社の屋台骨そのものに多大なダメージを負う可能性があります。新型コロナウイルスの影響では昔からある業態の会社が大きな影響を受け、昨今のITやWeb系の企業は比較的軽微な影響ですんでいる会社が多いようです。

それでもやっぱり資産株を持ちたい!という方へ、銘柄選びで大切なことを3つお伝えします。

  • 複数の業種に分散させる。ただし景気敏感株には投資しない。
  • 本業が安定して利益が出ている(営業利益が黒字)こと。
  • 10年間の配当が安定した水準で出ていること。

これからの資産運用のコツ

株式投資をして調子が良いときは値上がりが、全てのリスクを覆い隠してしまうことがあります。つい利益が出ているからと欲張った結果、相場の急落で大きな損失を出した方を何度も見てきました。どんな時でも自分の投資目的や投資のリスクを忘れないことが大切な資産を上手く生かすコツです。

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